こんにちは、「やす」でございます。
前回の記事で、私はこれまでの人生において「本気」を出してこなかったという話をしました。
受験勉強、資格試験、、その当時は、その時なりに頑張ってはいたと思うのですが、半年間毎日22時まで働いたとか、もの凄いパワハラ上司からの叱責を耐え抜いて業績を上げたとか、そんな血反吐を吐くような努力?はしたことがありません。
自分自身の裏付けと言いますか、「自分にはこの経験があったから、大抵の事はへっちゃらだ」というものがありません。
住宅営業でがむしゃらに働いた係長
私が退職の相談をしていた人事係長は民間経験者です。
30歳手前までは大手ハウスメーカーで営業をしていたそうです。
キツいノルマが課される中、がむしゃらに働き、酸いも甘いも知った結果、様々な経験から公務員になったそうです。
そういった大変な仕事を約8年間続けることができたのは、給料が良かった事と小学生の頃の厳しい習い事(スポーツ)での経験があったからだそうです。
「辛いけど、楽しい、軍隊のようなクラブで頑張り、大会で優勝できた。」という経験があるからこそ、大抵のことはへっちゃらだそうです。
その係長から「ほんまもんにならないといけない。いま、与えられていることを全力でやることが大事。中途半端なことをしている奴に発言権は回ってこない。」という話を伺いました。
ほんまもん=エキスパート
だと思いました。
庁内でもNo.1に仕事ができる副課長
T副課長と話をしていたときのこと。
T副課長は大学卒業後、ストレートで役所に入庁し、そのまま25年以上働いています。
今まで5つの課を経験し、配属された課で、与えられた仕事を精一杯頑張ってきたそうです。
自分が担当する業務にとどまらず関係する課の仕事も把握し、事業を円滑に進めるための根回しなども上手にされています。
頭の回転が速い方なのですが、それ以前に、勉強熱心な方です。事前準備の勉強にとても時間を使っておられます。
時間は業務中ではなく、自主勉強のように、定時後にPCを閉じて、資料を読んだり、雑談のように様々な課の人と交流し、人脈を広げています。
さらに毎年、人知れず仕事に役立つ資格を取っているそうです。
例えば、社会福祉課に配属されたときに困らないよう、最近は「福祉士」の資格を取得したそうです。
もし、何かのきっかけで公務員を辞めた時に困らないよう、自力で家族を養う力を付けるために「行政書士」や「宅建」などの資格を毎年、1個以上取得していると言っていました。
「今、ここ」を全力で生きるって難しい
こういった先輩たちのお話しを聞いて、
「ああ、自分はなんて甘いんだ」と落ち込みました。
「こんな自分が民間企業に行って、何ができるんだろう」と。
ただ、2024年を丸々使って、自分自身を振り返った結果、こうも思いました。
「私は自分が興味のあることしか頑張れない人種なんだろう」と。
私からすると、興味がないことに全力投球することが出来るひとの方が異常のように思ってしまいます。
「悲しいけど、私は自分の特性を受け入れるしかない」。
だったら、自分が興味があることに、これからの人生をbetしたい。
それを極めて、「ほんまもん」になりたい。
「今、ここ」という生き方は、簡単なように思えて、とても難しい、生き方だと思います。
「与えられた場所で咲く」よりも「好きこそものの上手なれ」という言葉の方が個人的に好きです。
「咲くべき場所で全力で咲く」という人生に変えていきたい。そう思います。