【退職願を提出しました】信念や覚悟の話【地方公務員】

未分類

こんにちは、「やす」です。

本日、課長へ退職願を提出したので、今の気持ちを記録しようと思います。

「退職願」を書いたのは別室で人事係長から最終確認をされた後でした。

書き終わった時には「あんなになりたかった公務員をたった2年で辞めるなんて、必死で公務員試験の勉強をしていた頃の自分には想像もつかなかったなぁ。」と、しみじみ思いました。

あの頃の自分は「幸せになるために公務員になろう」と頑張っていました。

でも、今になって分かりましたが「公務員になった=幸せになれる」訳ではないんですよね。

言葉にすると当たり前のことですが、公務員になったら幸せになれるとか、〇〇の資格を取ったら幸せになれる、超大手企業の〇〇株式会社に入社できたら幸せになれるとか、そんな確定事項はどこにもありません。

大事なのは自分がどんな事で幸せを感じることができるのか、知る事です。

私は30歳にして、そのことに気が付きました。

自分の中で最善だと思った道を進んで公務員になり、その結果、自分は幸せを感じることができませんでした。この経験があったからこそ、自分と向き合い、とことん内省して、本当に進むべき道を見つけられたのでいい経験だったと思います。

さて、退職願を別室で書いた時、人事係長と「仕事観」について話をして自分の中で引っかかった、と言うか、ハッキリとさせたいと感じたことがありました。

それは、こんな会話をしていた時です。

やす「この間、T副課長にも直接辞める報告をしました。その際、少し雑談しました。T副課長は私に『そうか、辞めるのか。仕事は仕事だと割り切ることができなかったんだね。私はプライベートが充実していたら、それでいいんだ。』とおっしゃりました。」

人事係長「割り切るという言い方はマイナスに聞こえるかもしれないけど、それは”信念”だと思うな。あの人はすごく仕事ができる方だ。T副課長みてて分かると思うけど、信念を持って働いているよね。」

やす「(信念…か…)」

T副課長はデスクに頭痛薬を常備していて、珈琲を一日に10杯毎日飲んで身体を覚醒させ、時には周囲の人間関係の緩衝材になって、身をすり減らしながら忙しく働いています。トイレで会った時には、「早く異動したい」とよく言っています。それでも割り切って働いているT副課長は職場でも1番仕事ができる人だと評判だし、「凄い人だ」という尊敬の気持ちはあります。しかし、私はT副課長のようにはなれない、と言うより、なりたくないというのが本音です。

人事係長と話をしていて、T副課長のように楽しくない、辛いけど全力で続ける「信念」や私のように理想を追い求めると決めた「信念」など、様々な種類があるんだと感じました。

私はどっちの生き方も正しいと思います。

ただ、どうしても私には楽しくない事に全力を出すことや無理やり続ける生き方はできません。

もうひとつ感じたことは「信念」と「覚悟」はセットなんじゃないか、ということです。どのような生き方を選ぶにしても必ず決め切ることがとても大切だと思います。それが、すなわち「覚悟」なんじゃないか、と。

T副課長は、”私は自分が選んだ生き方をするんだ!”と決め切って、その通りブレずに仕事に打ち込んで、プライベートは切り替えて楽しんでいるように見えます。

一方で、覚悟を決めていない人は「あーでもない、こうでもない」と言いながら、ふわふわした気持ちで時間を浪費してしまうのではないでしょうか。人生の最後に「やりきった!」「満足だ。」と感じることはできないと思います。

T副課長を見ていて思うのですが、決して、不幸せそうには見えません。それは、その生き方が彼が納得して、決め切って、覚悟して、選んだ生き方だからだと思います。

人には様々な生き方を選ぶことができます。過去とは塗り替えることができない、確定した出来事です。しかし、未来はこれから好きなように描くことができる、真っ白な自由帳だと思います。

以上を踏まえても、私はたとえ世間一般のレールから外れたとしても、私が幸せを感じる道を進んでいきたいと思います。

その中で過去の私と同じように、自分自身の幸せに悩んでいる人や進むべき道が分からない人、目標に向かっている人等と関わり、満足した生き方を見つけるサポートをしていきたいです。

そのために、コーチングを勉強し、自分の得意なこと(1on1で人とじっくり向き合う)を伸ばしてプロコーチになります。

最後に新しい一万円札の肖像にもなった渋沢栄一の名言を紹介して終わりたいと思います。

「夢七訓」
  夢なき者は理想なし。
  理想なき者は信念なし。
  信念なき者は計画なし。
  計画なき者は実行なし。
  実行なき者は成果なし。
  成果なき者は幸福なし。
  ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。(夢をもたないといけません。)

とりとめのない文章に最後まで付き合っていただきありがとうございました!

では、今日はここで終わり!